なんだかセンチメンタルなファーファー。
この子が我が家にやってきたのは確か5年ほど前の寒い冬の夜でした。
キャリーの中を覗き込むとそこには、まんまるの大きな目が異様なまでに目立つ白い子猫が
藍色のバスタオルに包まり、怯えた表情でこちらを見つめ返していました。
ブラッキー、マイロン、キアラは少し離れたところからその新入りの様子を観察・・・
あの日の事は今でも鮮明に覚えています。
父の知人である元飼い主様は諸事情によりファーファーを手放さなくてはいけなくなってしまい
我が家で引き取ることになったのです。
まだ1歳になるかならないかの1番可愛い時にお別れだなんて・・・
元飼い主様の気持ちを考えると、とても心苦しいです。
ファーファーも、突然大好きな飼い主様と引き離され、他所に連れてこられたわけですからね。
元飼い主様の分までこの子を幸せにしてあげよう、大切に育てよう。心からそう思いました。
今ではもうすっかり我が家の色に染まったファーファー。
昔の事を覚えているのかいないのかは彼に聞いてみないとわかりませんが
元飼い主様が最後に持たせてくれた藍色のバスタオルは今でも一番のお気に入りのようです。